院長ブログ

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2008.03.03更新

昨日(土曜日)の昼休みに大阪で行なわれていた副腎疾患の外科を中心としたセミナーに行ってきた。
犬猫の副腎腫瘍はそれ程多いものではないが、もしもそういう症例がきた時にうまく対応できるような非常に興味深い講演だった。後大静脈を一時的に遮断して、静脈内に浸潤した腫瘍を取る時の手法は見事なもので、血管縫合もうまくされていた。ドキドキしそうな術式だが、腫瘍を摘出してなんとか治癒させる目的でやらねばならない事もあるだろう。。。遮断時間は最大8分間!ブラックジャックやチームドラゴンのような手早い手術をしなければならないのだろう。

今日は夕方から知り合いの先生たちと勉強会があり、その中で1時間ほど抗がん剤に関しての講演を行なった。基礎的な部分が中心だったが、自分では結構面白い(実戦に即した?)内容ができたかなぁ~って自画自賛していたりする(笑) まぁ、でも、本当は実際に経験した症例をたくさんお見せするほうが臨場感があっていいんだろうなぁ~って思ったりも…。
これからは単なる症例報告ばかりでなく、自分自身の頭の中の整理や復習の意味を兼ねてショートレクチャーのネタを作っていこうかなぁと思う。基本的には腫瘍疾患が中心になるだろうけど、興味のある分野では内分泌疾患、軟部組織外科、消化器疾患や心エコーなんかも自分の知識や経験をまとめてみたい部分である。

春になったらまた忙しくなりそうだけど、どんな時でも地道に努力していかねばと思う今日この頃である。

投稿者: 西京極どうぶつ病院

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