院長ブログ

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2008.10.19更新

今日は朝イチで大阪府立大学で行なわれた獣医三学会(近畿地区)に参加し、症例報告を行なってきました。

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以前経験した砂状異物による腸閉塞の犬の報告で、外科に踏み切るタイミングに迷った症例だったため、経験豊富な諸先輩獣医師から色々とご意見をうかがえればと思ったためだ…。
結果、あまり多くの意見はいただけなかったのだが、実際に同様の症例の経験をされた先生もおられ、外科に踏み切ったり、数日の経過を対症療法でしのいで内科治療で治まったりしたケースもあるようだった。
たまたま会った大学時代の後輩の勤める病院で、ちょうど同様のケースが先週あったらしく、「めっちゃタイムリーでしたよ!」なんていう話ができたのが印象的だった。

今日の学会に参加しての収穫は、、、
「犬の急性膵炎の予後因子についての分析」だったかと思う。

急性膵炎は比較的よく遭遇する疾患だが、診断に時間がかかったり、治療法や反応も色々で、重度な場合は命に関わる可能性も十分にある。
今日の発表で印象に残った内容は、高齢だと死亡率が高い、高窒素血症や低血糖があると死亡率が高い、早期に蛋白分解阻害剤や輸血により治療を行なう、などであった。

他にも色々と興味深い発表はありましたが、今日はこの辺で…。
明日からのお仕事に役立てられればと思います。

投稿者: 西京極どうぶつ病院

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