少し前に治療した患者様ですが、
比較的進行が遅く、自壊して出血や悪臭を放っていた
悪性黒色腫（メラノーマ）の緩和的な外科手術を行いました。
（患者様の了承を得て、概要をアップします）
主治医と相談のもと、ほとんど無治療で経過観察をされていた状況でしたが、
あまりにも状態が悪くなってきたのでセカンドオピニオンとして来院されました。
すでに下顎リンパ節に転移していたので根治手術は厳しいことをお伝えした上で、
緩和治療としての手術を行いました。
術後、出血や臭い、痛みが緩和されました。
深部方向への浸潤が比較的軽いケースでは、このような方法もアリかと思います。
局所再発や遠隔転移の進行を防ぐための治療までは希望されていませんが、
今後の経過は注意深くみていきたいと思います。
