先週の土曜日、かなりショッキングな事故が京都市動物園で起こっていました[E:sign03]
ご存知の方も多いと思いますが、トラ舎でベテラン飼育員の伊藤さんがトラに噛まれて亡くなったという事件です。普段閉めて清掃しているはずの鍵が開けっ放しになっていたようで、ちょっとしたミス?により命を失ったというような悲惨な事件だと思います。
誰にでもあるようなちょっとした「鍵のかけ忘れ」というミスなのかもしれませんが、こういうお仕事の方にとっては大惨事につながることというわけです。
我々獣医師の仕事も、ミスを許されない大事な仕事だと思っています。なぜなら、自分の命ではなく大事な家族(動物)の命を扱っている仕事だからです。常に緊張感を持って仕事をしているつもりですが、全くミスがないとはいえません。でも、命に関わるようなミスだけは絶対にしないように心がけています。
ちなみに、伊藤さんは私が学生の頃に動物園で実習をさせていただいた頃からおられた方です。当時はゾウ舎の担当をされていた記憶があります。少し身近な方に起こった事故だったのでビックリしました。
伊藤さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます[E:think]
